NEW

ポリファーマシー

Pick
up!

ポリファーマシーって知っていますか?

たくさんのくすりを飲んでいることによって、副作用が起こりやすくなったり、くすりの飲み方を間違える、あるいはくすりを指示通りに飲まなくなったりしている状態のことです1)
「ポリ(poly)」には「多くの」という意味がありますが、飲んでいるくすりの数が多いだけではポリファーマシーとはいいません。

高齢者は特に注意が必要です

高齢になって持病が多くなると、いろいろな医療機関を受診する機会が増え、もらうくすりの数も増えてきます。
くすりにはお互いに影響を与えあうものがあるため、飲む種類が多くなると副作用が起こりやすくなることがあります。これにくわえて、高齢者ではくすりの分解や排せつをおこなう肝臓や腎臓の働きが弱まるため、くすりが体内に長くとどまり、副作用が出やすくなることがあります。
また、さまざまな服用回数や服用時間のくすりが増えることで、飲み忘れや飲み間違いが起こるかもしれません。

注意してほしい副作用1,2)

高齢者では次のような副作用が起こりやすくなります。

  • ふらつき・めまい

  • もの忘れ

  • 気分がしずむ

  • 頭がぼーっとする

  • 食欲低下

  • 尿がでにくい

  • 便秘

高齢の女性がめまいでふらつきを起こしているイラスト

「ポリファーマシーかもしれない」と思ったら

  • 気になる副作用があらわれていたり、くすりの数が多すぎて正しく飲むことができなかったりする場合は、まず、かかりつけ医やかかりつけ薬剤師に相談してください。

  • 自分が使っているくすり(サプリメントも含む)を正確に伝えられるよう、お薬手帳は1冊にまとめておきましょう。

  • くすりの数が多いからといって、自分の判断で飲むのをやめないでください。くすりを急にやめると、くすりによって抑えられていた病気が急に悪化することがあります。

出典

  1. https://www.rad-ar.or.jp/knowledge/post?slug=polypharmacy
  2. https://www.jsgp.or.jp/news/20161114/

参照

(すべて2025年4月閲覧)

一覧に戻る